グループワーク

2001年11月9日
 いやー、寒い。いよいよ冬を感じさせますな。
大学4年なのにも関わらず、来年3月のボランティアサークルの企画を裏方でやろうということに先日決まり、日々自己研鑽に励む毎日を送っています。

 ずばり今回のテーマは、「なにごともなさずして、すべてをなす。」ということです。

 企画自体、後輩に全部実働は任せるつもりで進んでいて、4年の老体は、あくまでその進行が上手く行くように、また、より深い問い掛けを持ったものとなるように、それとなく、またはあからさまに後輩一同に示すことにしました。

 矛盾しているような気もしますが、つまりは、後輩自身の思考・判断・感情で物事をより多面的に観て、全体を仕切っていくという状態にしたいということ。

 うーん、自分でやるのが一番簡単なのだが、世代交代の波は確実に迫っているので、いつまでも口を挟むことは出来ない。そこで、完全オブザーバーとして参加することになったのだが、これが難しい。

 多分に、自分のやり方を真似させるようにしてしまう可能性もあり、独り善がりになりかねない。

 そして、後輩自身が、自分で気づくというプロセスをどう創り上げていけるのかということに、非常に苦心している。
 
 ルソーの基本的な教育観からすると、明らかに人工的であり、その人の内発的な成長を重視しない立場にあるのかもしれない。しかし、技術であれ、基本的組み立て方であるような、ある種「慣れ」を必要とするもの、そして「経験」の数を必要とするものに関しては、現段階で先人が思いつくことを、なるべく多く伝えていくことが、必要ではないかという結論に至った。

 グループワークという社会福祉の分野から言えば、集団援助活動という、「集団の力」を利用して、「人が集まり、そこで一つの目標に向かって各人が起こす相互作用を通じて、望ましい影響を与え合う」というもの。対人援助活動では、他に「ケースワーク」と言われる個別援助活動や、地域援助活動という「コミュニティー・ワーク」もある。

 集団の中で、各人を相互作用によって高める。
それは、今まで大学で関わってきた団体で、常に意識してきた問題ではあった。

 しかし、なかなか難しい。特に興味・関心がバラバラで、相互に尊重する態度がないグループだときつい。

 まぁ今回は、ボランティアでもあり、各人意識も高いので、大学生活の最後の期間をかけて、朝鮮していくつもりである。

 どこまで、人を、自分を見ていられるか。
全体の中の動きをどれだけ把握し、適切な援助となりえるのか。

 うーん、かなり楽しい5ヶ月になりそうだ。

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