自然の神秘

2001年4月30日
 雨ですね。4月は降水量が少なかったみたいですね。テレビで石原良純氏がいっておりました。

 さて、今日、NHKで自然の不思議という感じの番組を見ました。南極のことを扱っていて、クジラの事や、ペンギンの事、南極の氷の不思議なんかを取り上げていたのですが、とても心にジーンとくるものがありました。

 それはですね、自然ってなんにもないようで全部あるんだなぁって事です。

 南極には畑や、緑はありません。あるのは水、氷、陸地、空気、風、空、生き物、それくらいです。しかも人から見れば、滅茶苦茶寒いです。

 その南極に、とても大きなクジラが沢山生きていたり、ペンギンが群れをなしていたりと、生き物が生活できるシステムがあるんですね。クジラが食べる食べ物の量は、1,5トン/年だそうです。人が2年かけて食べる量だそうです。

 そんなに沢山食べる生き物がいて、別に畑や森があって食べ物を作るわけでもないのにどうして生活して行けるんだろうと思いませんでした?

 でもしっかり生態系はあるんですね。名前忘れましたけど、ちっちゃい魚が1000兆匹はぐぐむ海がそこにはあったんです。しかも氷がその魚を成長させるための植物プランクトンを発生させる事が出来るといっていました。

 自然には、一見何も無いように見えて、全てを生み出す神秘があるんだなぁと子供心に返って感動してしまいました。そこで生きるペンギンたちも、自然の摂理の中で、しっかり生きています。

 生きるってことをペンギン達に教わった気がします。子が生まれ、育てるのに自分のおなかにためた食料を与えつづけ、4ヶ月も我慢する父親。その間に海で食料を胃に溜め込んでくる母。うーん、自然のシステムはスゴイ。そこには貪欲さや、虚栄心、傲慢さが無いんですね。

 人にはそれがあって、あるからこそ、自然のすごさがわかって行けるのでしょうね。

 「自然と共に生きる」、どこかで聞いたような言葉ですが、自然に生かされている事を近頃忘れちゃっている気がします。色んなレベルで。

 人類の歴史は、きっと知能を持って自然を利用していた人間が、急に科学技術の進歩によって自然をコントロールしようとしてきた流れだったのではないかなーと勝手に想像しています。

 そしてこれから、その自然のコントロールの危うさに気づいて、自然との対話…、つまり自然に学び、生かされていることを知っていく時代になっていけば良いなと思います。

 「天空の城 ラピュタ」でも言っていました。
「人は地面を離れて生きてはいけない」というようなことを。技術のみでは人は生きてはいけない。土地、地球、自然を無視しては生きてはいけないのだと。

 地球は回る,僕らを乗せて…。
回っている地球に僕達は乗っている。
あらゆる技術、知識がその回転(自然の流れ)に、「乗る為のもの」でありますように。 

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